お寺のお堂の集まりのことを伽藍という。
永平寺では山門、仏殿、法堂、僧堂、庫院、東司、浴司の七つの代表的な修行の場があり七堂伽藍とよんでいる。
作務衣に絡子をつけたスタイルのことをサムラクという。
作務タオルの略。作務をするときに頭にまくタオルのこと。または作務衣で頭にタオルを巻いた状態をさす。
類義語に作務衣に絡子をつけたサムラクもある。
永平寺での修行を終えて娑婆に還っていくことを送行という。
永平寺内にはたくさんの寮舍があるが永平寺の外にも実はなにげに寮舍があったりする。
名古屋別院(愛知)
吉峰寺(福井)
紹隆寺(鹿児島)
の三つがそれである。
外寮舍はお檀家さんがあったり独自のスケジュールで動いていたりするので年配の雲水や怪我をしている雲水がいくこともある。
問題を起こして外寮舍に転役する場合「外寮舍にとばされる」などと言うこともある。
しかし独自の雰囲気が魅力的で自分は安居中紹隆寺にいってみたかったものだ。
道元禅師の教えを聞いた永平寺二世、弧雲懐奘禅師がそのお話を聞くにしたがって書きとめたのが正法眼蔵随聞記。
正法眼蔵随聞記 (ちくま学芸文庫)
衣食という生活の基本から、仏道を志すものの心構えまで道元禅師が弟子の懐奘禅師に丁寧に語られている。
学道の人、衣食に労することなかれ
学道の人、世間の人に知者もの知りとしられては無用なり
ある客僧の云く、近代の遁世の法
などドキリとするお題が多い。
水野弥穂子氏の現代語訳つきのものが文庫版ででている。
スケジュールのことを差定と呼ぶ。一日の差定や各法要ごとの差定がある。
法要の差定は、代々細かく定められており、大きな法要の前には廻廊伝達でその日の法要の差定を聞かれる「差定点検」なるものがあり、それがいえないと厳しい罰が待っていた。
拙僧はこの差定点検が大の苦手だった。


