雲水御用達!用語集

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お寺のお堂の集まりのことを伽藍という。
永平寺では山門、仏殿、法堂、僧堂、庫院、東司、浴司の七つの代表的な修行の場があり七堂伽藍とよんでいる。
作務衣に絡子をつけたスタイルのことをサムラクという。
作務タオルの略。作務をするときに頭にまくタオルのこと。または作務衣で頭にタオルを巻いた状態をさす。

類義語に作務衣に絡子をつけたサムラクもある。
こういう杖のこと
ついたー.jpg

永平寺での修行を終えて娑婆に還っていくことを送行という。
永平寺内にはたくさんの寮舍があるが永平寺の外にも実はなにげに寮舍があったりする。

名古屋別院(愛知)
吉峰寺(福井)
紹隆寺(鹿児島)

の三つがそれである。
外寮舍はお檀家さんがあったり独自のスケジュールで動いていたりするので年配の雲水や怪我をしている雲水がいくこともある。

問題を起こして外寮舍に転役する場合「外寮舍にとばされる」などと言うこともある。
しかし独自の雰囲気が魅力的で自分は安居中紹隆寺にいってみたかったものだ。
俗にいう「おかわり」のこと。

僧堂で食事をする時、一番左と真ん中の応量器に入るもの(通常はご飯と汁もの等)を一度だけ再進する作法がある。
匙や箸をおいて合図をだしておくと浄人が再び給仕に入ってきて、おかわりをいれてくれる。

この時ケンケンをすることもできるが、一年目の者はケンケンをすることが許されていない。

口がブラックホールの様になるスッパ梅干しも再進することになる・・・

写真.jpg

各寮には必ず殿行、真行を卒業した寮長と、一年目(もしくは二年目)の接頭がいる。
要するに娑婆で言う平社員にあたるのがこの接頭である(寮長のことは接司(セッス)さんともいう)。

頭をジュウと読む特殊な読み方に最初は戸惑う。

接頭は寮舍によってそれぞれ特殊な呼び方があり、例えば直歳寮の接頭は水頭(スイジュウ)、典座寮の接頭は菜頭等と呼ぶ。
道元禅師の教えを聞いた永平寺二世、弧雲懐奘禅師がそのお話を聞くにしたがって書きとめたのが正法眼蔵随聞記。

衣食という生活の基本から、仏道を志すものの心構えまで道元禅師が弟子の懐奘禅師に丁寧に語られている。

学道の人、衣食に労することなかれ
学道の人、世間の人に知者もの知りとしられては無用なり
ある客僧の云く、近代の遁世の法

などドキリとするお題が多い。

水野弥穂子氏の現代語訳つきのものが文庫版ででている。


正法眼蔵随聞記 (ちくま学芸文庫)
スケジュールのことを差定と呼ぶ。一日の差定や各法要ごとの差定がある。

法要の差定は、代々細かく定められており、大きな法要の前には廻廊伝達でその日の法要の差定を聞かれる「差定点検」なるものがあり、それがいえないと厳しい罰が待っていた。

拙僧はこの差定点検が大の苦手だった。

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