今日のマスター、こうすけです。
先日購入した本が、とってもお気に入り。
「東洋に学ぶメンタルトレーニング」白石豊/著
日本のスポーツ界における屈指のメンタルコーチとして、様々な競技のオリンピック代表コーチを歴任。またサッカー全日本の岡田監督との親交も深い著書の白石さん。
私が知る中でダントツの日本一だと思うコーチであり、私が陰ながら目標とさせていただいている方です。
そんな彼のコーチングにおいてすごく重要視しているのが東洋思想。
ヨガのワークと禅の思想をメンタルトレーニングに取り入れています。
中でも「前後裁断」という思想は、多くのアスリートが取り入れています。
読んで字のごとく、前後を裁ち(断ち)切ること。
すなわち過去や未来に捕われず、この一瞬に集中することです。
野球で言えば「一球入魂」かな。
「この選手には前の打席打たれたなぁ」とか、
「ここでもしヒットを打たれたら、逆転してしまう」とか、
そういった前や後のことに意識が向いてしまうから、今に注げるエネルギーが減少してしまう。
集中するとはつまり、自分の意識やエネルギーをできるかぎり今この瞬間にフォーカスして向けるということ。
そういう状態をつくりあげることが、最高のパフォーマンスの発揮につながるのです。
禅の思想のなかにはこのような話がたくさん出てきます。
だから僕はコーチとして、禅のことをもっと知りたいと思うのです。
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