星覚です。
電車で移動していた時にトンネルに入った瞬間、電車の中が真っ暗になった。
うろたえていると、すぐに電車はトンネルから出て車内はまた太陽の光で満たされていた。
夜になると暗くなる、太陽の光が届かないところは暗くなる。そういえば東京の電車は昼間でもトンネルに入っても全然明るさが変わらない・・・
当たり前のことを忘れさせるような環境で暮らしていると、根源的に人間が持っている本能を忘れてしまう。特に「なんでもないことを心から愉しむ」本能。
小さい頃、夜更かしをしただけでわくわくした。暗い中で火を灯して歩くだけで最高に楽しかった。闇に潜む恐怖と自分の中の安心との均衡を保つ高揚感。
太陽の光のにおいを感じたり、春の足音を聞いたり、ただ外に出るだけで楽しかった。
22時以降は電気の力をかりないで生活してみたら、いろいろ変わってくるかもしれない。
そう思ってろうそくに火を灯した。
そんなことを徒然と書くために真っ暗な中、POWER BOOKの電源を入れた。
LEDの液晶光が照らす闇の中の自分はどんな姿なのだろう
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