雲水御用達!用語集

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摂心中全てのに随喜すること。
摂心は坐禅をしている人だけでなく、食事を作ったり給仕をしたり永平寺、さらには門前全体で行う行事である。しかしながら永平寺では坐禅だけに集中したい者の為に、希望者は「フル炷」ができるようになっている。
不如線香の略。永平寺で本来臭ってはいけないものを扱う時(ご想像にお任せします)ダメ線とよべれる使い古した線香を大量に炊いて匂いを消す。

焼き茶を煙が出るまであぶってお茶の臭いで不如の臭いを消す「不如焚き」もあわせて使われる事が多い。

ここまで覚えたら、あなたも裏永平寺の世界の入り口に立ったと言えるでしょう。
道元禅師が残した、坐禅の指南書。
坐禅の時の心得から身体の使い方、環境の整え方等が具体的に詳しく書いてある。

永平寺では毎日夜の坐禅の最後にこの普勧坐禅儀を雲水全員で声をそろえてよむ。

原本は永平寺の聖宝閣にあり、国宝に指定されている。
肚から沸き起こし、胸を預けるつもりで物事に全力で取り組むこと。
「がんばる」とは明らかに違う。

がんばっているときの筋肉の動きのながれとふんばっているときの流れは明らかにちがっていて後者のそれは呼吸との調和が保たれている。

擬音語で表現するなら
「ふンっ」
不如が入っている冷蔵庫。永平寺の庫院では頂き物等で公には精進料理として認められていない食材、不如物も保管することがある。その際臭いがうつらないように不如冷を使用する。
如法に対して、永平寺の規則で認められていないこと、ものを総じて「不如」という。

通称フル随と呼ばれる。庫院等の法要以外に仕事が多い寮舎は、多忙のため全山行事とよばれる一日を通して行われる法要や作務に随喜することを免除される場合がある。

庫院でフル随の罰をくらった場合、朝皆より早く起き調理に一日中携わる上に作務や法要にも随喜しなくては行けない。全く休憩時間がなくなる為人間の限界に挑戦する罰といえる。
永平寺では各々がそれぞれの布団をもっていてずっとそれを使い続ける。転役があるとそれぞれの行履物(アンリモツ)を転役先の寮舎に持っていくのだが布団を運ぶのが一番大変。

敷き布団、掛け布団と分かれておらず、二枚の厚手の掛け布団を縦に二つ折りにして互い違いに重ねてねる。

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