星覚です。
2010年にむけていろいろなプロジェクトが動いてるようですね。
雲水喫茶も1月11日の本オープンにむけて更新ラッシュです。
悠々自適で除夜の鐘のことについてありました。
除夜の鐘は音色が違う。
流石ゆうくん、そこまで聞いてるんですね。
除夜の鐘と言えばゆく年くる年で、永平寺はおなじみの場所です。
毎年ではないけれども収録にきます。
永平寺では正月三ヶ日は一年でもっとも忙しい時期の一つです。みんなお祭り騒ぎ。
大掃除、もちつきも終わって、新年には年賀の拝を始めいろんな行事が目白押しです。
365日、朝ご飯の後欠かさず必ず行われる廻廊掃除も年に三日だけ、この三ヶ日だけは特別、夕方に行われるのです(それでもやるとこがすごい)。
大晦日は朝まで法堂や山門など山内を一般の参拝客にも開放しています。甘酒を配ったりしていて顔を真っ赤にした雲水を見ることが出来ます。この日は無礼講です。そんな中除夜の鐘をつくわけです。
除夜の鐘を打つ回数は、ご存知の通り煩悩の数とも呼ばれている108回。
実はあの鐘、永平寺では誰が何回うつって決められていないんです。
僕も一年目こそ喜び勇んでうちたい!と立候補しましたが打つために並ぶのはせいぜい最初の30回。
なにしろ一回一回の間隔が長いのでみんなあきてきてしまうわけです。まわりでは滅多にないお祭り騒ぎが続いている中地味にゴーン、というのはどうにも人気が出ない。
80回をすぎるころになると誰もつく人がいなくなって最後の人がエンエンとつき続けながら助けを求める始末。
除夜の鐘の音色が違うのは必死に交替でうった結果なんです。
そんな雲水の煩悩も想像しながら聞く除夜の鐘もなかなか趣があるのではないでしょうか。
どうぞよろしゅう
星。
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