写真家 野崎悠の「悠悠自適」

色と音 音と色


写真を始める前、ずっと音楽に関係することをしていました。
小さい頃からピアノ、途中からシンセサイザー。
その間に吹奏楽部でサックスやらチューバやら。
その後録音するエンジニア的なことを趣味でやっていました。

音を聞いていると、音が色や形に見えてきます。
その形を見ながら音を整えていったり。

写真を始めてからは、見ている光景から音が聞こえてきたり。


iroiro01.jpg


上の写真を見ているとSEに近いパッド系の音色がロングトーンで鳴っていて、
そこにストリングスとベル系の音が重なって聞こえてきます。
(わかりにくい表現ですいません)

8月に禅の旅に行った時のこと、
黒谷観音で鐘を突かせていただきました。
笹川老師曰く「人によって音が全然違う」
とのことでみんなで順番に突きました。

確かに全然違う。
音も違うし、音の色も全然違う。
僕には音が虹のようにいくつもの色が重なって広がっていくように
見えました。青から始まる人、黄色から始まる人。
面白いほど違いました。
老師のように音色からその人の状態などがわかったりは
しないけれど驚くほど違いました。

あと一週間もすれば除夜の鐘。
テレビではわからないかもしれませんが、
直接鐘の音を聞ける機会がありましたら
意識してみると面白いかもしれません♪
強弱ではなく「音色」が違いました。

色々な音からイマジネーションを働かせて写真を撮るのも楽しい。
逆に目の前の映像から頭の中で音を鳴らすのも楽しい。

あと一週間どんな音や色を体験できるか楽しみです♪

2009/12/22

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