雲水喫茶の日替りマスター!!

現代版「夏の夜の夢」を観る


どうも、マサです。

マスター星覚が出演した新作舞台、「夏の夜の夢」を見に行ってきました。

IMG_0098.JPG

「ラストサムライ」「バベル」でキャスティングディレクターを務めた
奈良橋陽子氏が初めてシェイクスピアを演出した本作は、
夏至の夜、森の中で人間と妖精たちが巻き起こす恋の騒動という
物語の骨格はそのままに、舞台をアテネから現代の東京にチェンジ。

肝心の星覚の役どころはというと、
舞台となる現代の東京において、
絶大なる権力を持った大企業のCEO(原作役名/シーシアス)というものでした。



作品としての満足度もさることながら、
僕が注目したのは星覚に
そのような配役を与えたキャスティングの妙です。

と、いうのも、
高校以来10年以上も付き合いのある彼ですが、
どちらかと言えば、僕の思う彼のキャラクターはというと、

インラインスケートで縦横無尽に走りまわったり、
もののけ姫のセリフを急に叫んだり(だまれ小僧!とか。。)と、
本作においては媚薬を使って恋の騒動を引き起こしたり、
人間の頭をロバにしてしまったり、とにかくいたずらばかりする
トリックスター的な妖精「パック」に近かったのです。



しかしながら!!!
冒頭に登場した彼は、黒い衣を身に纏い、髪を撫で付け、仄かに化粧を施し、
大企業のCEOが持つ威圧感や存在感をちゃんと演じきっていました。

まあ、ある意味「黒い衣で存在感を放つ」というのは、
彼の専売特許というか、これまでずっとやってきたことですからね。
永平寺以来、雲水として。


役者としての修行というのは、
本当に何が生きてくるのかわからないものです。


今後の彼の役者としての活動にも乞うご期待です!!

2009/12/13  by

コメント(1)

「夏の夜の夢」11日(金)、雨にもかかわらず大入り満席でした。星覚兄の黒衣は、私には袈裟に見えてしまいましたが…その存在感、声量はさすがでした。シェイクスピア劇は初めて見ましたがなかなか面白かったです。今後のご活躍をお祈り致します。

コメントする