いや、別に好きなんですよ。ここのウーロン茶は。いいんですよ、やっぱり一生懸命商売をしてくれる人がいるかこの国の経済もまわっているワケで。それでおいしい飲み物も飲めるわけで。「なっちゃん」も大好きです。それは本当に感謝しています。
しかしこれはあまりに衝撃を受けた。こんな広告が渋谷駅にデカデカとあることに。
あえて隠すことはないでしょう。信頼のある大手企業だし拙僧ごときがブログに書いたところで特に影響はあるまいに。
「脂肪をとりすぎる皆様へ」
ここまではいいです。
次になんて書いてあるか。
黒烏龍茶を食事と一緒にお飲みになると脂肪の「排出量」が約2倍になります。
脂肪吸収を抑え、「とりすぎた脂肪は出す」
ふむ・・・いや、解せない。
とりすぎた脂肪は出す
とりすぎた脂肪は出す
燃えるゴミは月曜日に出す
とりすぎた脂肪は黒烏龍茶で出す
いや、
とりすぎなら・・・ーーーーーーー
とらなきゃいいじゃん!!!!!!!!!!!!!!!
食事を大切な命であるという想いは、ないのでしょうか。
現代都市生活でそれを求めるのは筋違いなのでしょうか。
理想主義者の変わり者がこんなことをいうのでしょうか。
この広告をみて、とても悲しくなりました。本当に悲しくなりました。極めつけに
「松坂牛&近江牛など当たる」
と書いてあります。
自分の身体を食べさせる為に他に与える人間が地球上にいるでしょうか?
牛のことを何だと思ってるのでしょうか?
牛は二倍食べて、四倍排出するモノなんでしょうか。
とりすぎたからといって烏龍茶と一緒に排出するものなんでしょうか?
悲しい。
それは拙僧も肉は好きです。おいしい。
でも、「食べさせてくれて本当にありがたい。戒を破ってまで食べるからにはそれなりの道を歩むからね。」という想いで食べなくてはいけないな、と常に想う。
この広告をみて、とても悲しくなりました。早く一流の俳優にならんといけんな、とも想いました。
いや、肉を食べてもいい。おいしいものを食べるのは本当に愉しいし素敵なことです。
でも自分にとっていらないからって二倍排出する為に食べるんじゃなくて、「あなたがくれたものは残さず次の命にいかすからね」と思って食べてほしいと思うんです。
どうか、お願いしたいと思います。
どうぞよろしゅう
ご無沙汰してます。
こういう視点、とてもよく分かります。
更なる消費の増大を前提に、今の社会は動いている。
こういうことはある意味当然ですよね。
でも、あるメディア媒体が流すメッセージが、
何かの意図(例えば、何かを買わせたいとか)を代弁している
ということに自覚的になっていたい。
この記事を読んで、改めてそう思いました。
コメントありがとう なにがいいかはよくわからないけれども、感覚的にあつき氏の言う通り自覚的になっていきたいものです!