海、空。
まだ暗い中、朝陽を心待ちに坐った。
何を待っていたのか。
ふと、気がついたらこの身体はゆっくりと、ゆっくりと奥の底の方から本当に静かに長く、まだ冷たい空気を肺の中に吸い込んでいった。
そして自分の意識では想像できないくらいゆっくりと、ぬくもった空気を時間をかけて吐ききっていった。
深呼吸をしたのは、いつぶりだったろうか。
日が傾き始めた頃、山肌が裾野までくっきり美しかったので海にいった。
世界につながる碧は、今日も僕を迎えてくれた。
ありがとう。
2011/03/27 by
マスター星覚
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