雲水喫茶の日替りマスター!!

音色が生まれる時

昨日は鍵盤奏者のSWING-Oさんが道場を尋ねてくれた。ほどよく脱力した身体からはオーラがみなぎっている。一流のアーティストほど身体の調整を欠かさない。それを日々楽しんでいる。好きなのだ。実際、愉しそうだ。

日本の音楽業界がとってもバブリーな頃、長い間売れない時代を過ごしていた。向いてない、才能がないという人はたくさん。それでも続ける、続けてきたのはとにかく好きだったから。10年程前に潮流が変わりだしたひとつのきっかけは普段の行動の変化だった。それまで行ったことがない場所に行った。

音創りのときはとことん創造をひろげあらゆる可能性をつみかさねる。そしてある段階で全て忘れるのだという。

ふらりとベルリンにやってきて理由も無く街を散歩し、ゆったりカフェラテを飲む。レコード屋に入ると明らかに目の色が変わる。動きも変わる。

この振幅が、心に響く音を生むのかな、と思った。

newIMG_0973.jpg
newIMG_0961.jpg

2012/06/05  by

コメントする