いよいよ今日は投票日。
先人達の努力に感謝と敬意を表し、責任ある一票を。
その上で。
「お釈迦さんは選挙にいくのかなぁ」と考えました。
その上で。
「お釈迦さんは選挙にいくのかなぁ」と考えました。
というのも昨日初めて道場に来た参禅者のドイツ人の友人が「生涯一度も選挙で投票したことがない」というからです。
そんな無責任な・・・政治に関心持たないと・・・選びたい人がなくてもせめて意思表示の投票を・・・
様々な反論が当然のように頭に浮かびましたが、どれも言葉にできませんでした。
仏教徒である彼は現代社会のあり方に違和感を持ち、都市から離れて田舎の畑でジャガイモやトウモロコシを育てて自給自足をしていたからです。
「もし皆が違和感を持つものから率直に離れることができたら、何よりも大きな変化になる」
これが彼の主張です。
面白いのは、それでも政治や貨幣経済から完全には離れられない自分のグレーな選択を「正しくない」と彼が自覚していたことです。その恩恵なくしては暮らせない矛盾を認めた上での、ギリギリの「しない」という選択。
彼にとっては毎日が自らの人生を懸けた「投票日」なのでしょう。そこまで強い意志があるのなら、それもひとつの選挙なのかなと思ってしまいました。
お釈迦さんが、今日生きていたら選挙に行くのでしょうか?
行くとしたら誰に投票するのでしょうか?
もし行かないとしたら、いつ、どこで、何に「投票」するのでしょう?
そう考えてみると、僕らの選挙は昨日も明日も明後日も続いているのかもしれません。
これからも心を込めて投票を続けたいと思います。
2012年12月16日の選挙がいかなる結果になろうとも、きっと世界はよい方向に向かっていくはずです。
今週も好い日々になりますように・・・
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