近所の公園で、鳥の巣を見つけました。
巣はどれが親鳥か区別がつかないような大きな小鳥達で満員御礼。
朝の小田急線のようだな、と思ったけれど、
乗客はなかなかどうして、心地好さそうな目をしています。
そういえば僕たちは生まれた時から、肌を触れ合わせるのが大好きだったよ。
都市生活の雑踏に、嫌気がさすこともあるけれど
雑踏のせいにしちゃいけない。
一寸先は光。
円覚寺の横田南嶺老師に教えてもらった坂村真民先生の詩が頭に浮かびました。
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「鳥は飛ばねばならぬ」
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
怒涛の海を
飛びゆく鳥のように
混沌の世を生きねばならぬ
鳥は本能的に
暗黒を突破すれば
光明の島に着くことを知っている
そのように人も
一寸先は闇ではなく
光であることを知らねばならぬ
新しい年を迎えた日の朝
私に与えられた命題
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
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(鳥は飛ばねばならぬ/ぱるす出版より)
次の日にのぞいてみると、巣は空っぽでした。
祈諸縁吉祥福壽無量
星覚九拝
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