掃除ってのは自分の前にある「もの」をきれいにすんじゃなかったんだ。
だからめんどうだったんだ。
だから誰の部屋の何だろうがカンケーない。
きれいになったか。
「よごれてるからやる」じゃないんだ。
毎日ていねいに、細部まで心をみがくもんだった。これがむずいんだが・・・
あとがき
今この時何を感じていたのか正確に思い出せない。けれども老師から聞いた事は掃除というのは「汚れているのをきれいにする」ことではないということ。
それは当然のことで掃除以前の大前提。掃除する、ということは「もともときれいなものの美しさを最大限引き出すために磨きをかけること」なのだと教わったのだ。
掃除をするということは、目の前にあるものではなく、自分の心を磨く事なのかもしれない。
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