直歳寮から更に山の奥、ダムの方に進んでいくとある園。参拝者が撞くことができる梵鐘や歴代祖師の墓標がある。
曹洞宗の僧侶が着物の上に着る衣。大衣(だいえ)とも言う。
禅僧にとっての言わば食卓とも言えるのがこの浄縁。
永平寺に数ある公務の中でも最も恐れられている公務の一つ。
ジキカと呼ばれ、みんなが寝ている僧堂の準備を一番最初に起きて行う係。
振鈴時間は、事実上起きる時間ではなく朝の始まりの合図。振鈴まで寝ていられる雲水は限られた古参のみで、それ以外の雲水は30分前、一時間前、二時間前に起きる。
雲水達を起こすのもジキカ公務である為、ジキカは振鈴二時間前よりもさらに前に起きることもしばしばある。
平成十六年安居最年少の直輝ボーイ。血の気が多くすぐに手が出るが仲良くなると人懐っこく優しい友達思いの熱い男。シャバではかなりのやんちゃをしていたらしい。
正月に行われる雲水達のお祭り。大講堂に雲水達があつまり、みんなで宴の薬石が始まる。普段はこわーい古参オッサンもこの日限りは普通の青年にもどり無礼講となる。
古参のモノマネや出し物など各寮色々な趣向を凝らし普段の生活でたまったエネルギーをここにぶつけることになる。
永平寺に参籠にくる参拝者にだす食事を通常「定号」と呼ぶ。平均して毎日およそ50食くらいは作るのだが多い時には300食を超えることもある。
特別なお客さんが来た時には「戒号」と呼ばれる更に厳選された献立のお膳を作る場合がある。
「じきどう」という。永平寺では基本的に僧堂という坐禅をする場所で食事をとるため、吉祥閣にある食堂は従業員や吉祥閣にいて僧堂で食事をとれない雲水が食事をする。小庫院の時は食堂当番といってこの食堂の準備、片付け等もしていた。