雲水御用達!用語集

制中 seichu

永平寺は一年を三ヶ月ごとの四つの期間に区切って修行が行われる。
夏制中、解間(げあい)、冬制中、解間、の四つの期間だが制中の期間には特に厳しい修行が行われる。

古来修行僧は諸国を行脚して修行を行っていたが、雨季には移動が難しいため森など一定の場所に集まって修行をしていた。これにならって禅道場では一定の期間禁足といって外出をせずに修行に専念する制中が設けられるようになった。

解間は新たな修行の場を求め巣立っていく雲水と入門してくる雲水の、いわばいれかわりの期間で比較的修行の厳しさはやわらぐが、解間の始めに「解間にはいったからといって何もかわらねぇからき気を抜くな!」と、定番の台詞を古参から怒鳴られることからもわかる通り基本的に厳しさはあまりかわらない。

2008/06/04