ロシア経由でベルリンに到着しました。
乳母車を押しているおばさんに道を訪ね中央駅に到着するとそこには僕の最も尊敬するアーティストの一人、Acciが。
一緒にスーツケースを引きずってフィンランドのTeaさんの貸してくれたアパートに到着するとYasuyoさんがおにぎりとAcciの奥さんが作ってくれたマッシュポテトをもって迎えてくれました。
お地蔵さんに三拝して開枕。
翌日午前中は近所を散歩してGravis Shopというアップル製品を扱っている店に行き充電コードを購入。
夕方からミュージシャンのTakeshiさんの家によんで頂きました。
屋上テラスから古い東欧の町並みが一望できる屋上テラスに集った仲間たちと不思議な縁の話をしたり、現実的なビザ取得の話をしたり。アーティストビザを申請するとよいらしいということがわかってきました。
二日目の夜はずいぶん夜更かししたので今朝は放参の5時起き。またいつものように散歩をして昼からAcciの家にお邪魔して、ようやくインターネットの環境に辿り着き、こうしてブログをあっぷしているというわけです。
しばらくは起きたことをメモするのが精一杯になると思うけれども、少しずつこちらの様子を伝えていきたいと思います。
警策(坐禅の時に肩を叩く棒状の木の板)が機内持ち込みできなかったことに驚きました。
ドイツの時間は本当にゆったりと流れています。
毎朝の朝課に加えて、日中、晩課もお袈裟をつけてできたのは本当にひさしぶり。
全く鳴らないiPhoneも生きるということそのものにあらためて目を向けさせてくれます。
やっぱり環境がかわらないと「わかっていても」身体できづけないことがいっぱいありました。
今回いろいろな本をドイツに持っていきたかったのですが、重さの関係から一冊だけに絞りました。
その一冊が道元禅師の書いた「正法眼蔵」です。
何年も眺めていてようやく道元禅師のいいたかったことがなんとなくわかる箇所がポツリポツリとでてくる、そんな本です。
ドイツ滞在中の日本語の参究はこれ一冊に絞りました。
半月に一文くらいのペースで紹介していけたらいいなと思います。
「仏となるに、いとやすきみちあり、もろもろの悪をつくらず、生死に著するこころなく、一切衆生のために、あはれみふかくして、上をうやまひ下をあはれみ、よろずをいとふこころなく、ねがふ心なくて、心におもうことなく、うれふることなき、これを仏となづく」
まずは大好きな生死の巻より。
ドイツにきても響く言葉です。
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