土曜日は、日本の友人の紹介で
教会に行きました。
教会に行きました。
ミサではありません。
ここで毎週坐禅会が行われているのです。
広い部屋でSTEPHANという神父さんと一緒に
ただ、静かに坐りました。
STEPHANも他の参加者も皆、普段着です。
アルファベットで書かれた般若心経を唱え、昼食は各々持参したものを分け合って頂きます。
日本の修行道場の厳かで凛とした空気も
ここの教会の和やかで品のある雰囲気も
どちらも好きです。
日曜日の朝は小学校の頃からの幼なじみとSkypeをしました。
彼は今、国連の職員としてドイツで環境関係の仕事をしています。
深刻な環境汚染について話が及ぶと
彼の表情は少し曇りました。
ようやく言葉を話すようになった彼の息子が
画面の角で楽しそうな笑顔を見せています。
国境のない幼稚園にいっているそうです。
「そいうえばあの頃も、田舎の雲は黄色く染まっていたね。」
二人の話題は
自転車で駆け回っていた20年も前の鳥取県米子市の風景に
移りました。
子供達は20年後に
この地球でどんな会話をしているのでしょう。
お父さんたちの背筋は
少しだけまっすぐ伸びた気がしました。
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