どうしても必要なものがあって23日月曜日にドイツのアマゾンを訪れ、初めて注文してみました。

・・・金曜日になりました。

待てど暮らせどモノが届きません。

イライラして、不安になって、ソワソワしていたら

パソコンのメールボックスにamazon.deからの電子メールが。

なんと「29日到着予定」と書いてあるではありませんか！

なんだか恥ずかしくなりました。

考えてみれば会った事もない人が、僕が欲しいモノを梱包して郵送し、それを郵便屋さんがわざわざ我が家まで届けてくれるのです。パソコンのキーボードをチョチョイと叩いて「ポチッと」したからといって、そんなことをしてもらえる道理がどこにあるのでしょうか？

しかも「アマゾンは翌々日には届くもの」と勝手に思い込んでプンスカするなど傲慢の極みです。ゆっくり待つか、別の方法を探せばよかったのです。特に最近はちょっと油断すると、効率よく仕事をこなしたりすぐに結果をださないことを悪いことのように責める気持ちが起こりがちです。

僕が修行していた永平寺では内線電話が使われていました。
電話をかける際には必ず

「お電話で失礼致します」

という決まり文句を言わなければいけません。なぜそんなことを言うのかさっぱりわかりませんでしたが、怒られるので只々真似をしていました。

「インターネットで失礼致します」

この気持ちがあれば、関わってくれる人達への感謝こそあれ、イライラもソワソワもする必要はなかったのです。

意味が分からないのにずっと続いている事のなかにはおじいちゃんおばあちゃん達が伝えたかった大切な想いが込められていることがあります。

そのメッセージを受けとめたと感じる時は、とっても嬉しく、楽しいものです。

瞳を輝かせ僕たちの真似をする彼らにも、そんな喜びを伝えていきたい。

そんなことを感じました。

インターネットで失礼致します。

今週も好い日々になりますように。

星覚九拝