6月7日から9日にフランクフルトで行われる世界最大級の日本映画祭「Nippon Connection」の「Nippon Culture」コーナーで禅僧の風間天心師と応量器展鉢のインスタレーション、禅についての講演、並びにワークショップをさせて頂くことになりました。
天心師は昨年はパリに滞在し、欧州各地で作品を発表している才能溢れるアーティストでもあります。インスタレーションを通じてアートの視点からも日本仏教の魅力が伝わればと思っています。
勿論「Nippon Connection」はメインの映画「Nippon Cinema」も大変興味深い作品が揃っています。東日本大震災を扱った内田伸輝監督の「おだやかな日常」と園子温監督の「希望の国」、三池崇史監督の「愛と誠」、友人が出演している内田けんじ監督の「鍵泥棒のメソッド」などが個人的には気になっています。
欧州でも多くの人が日本に興味を持ち、大好きになってもらえるように微力ながら私も精一杯やってきます。もしこの日程でドイツ近郊にいらっしゃる方は是非会場にもお立ち寄り下さい!
いつもありがとうございます。
感謝と祈りを込めて
星覚九拝
以下、公式サイト(英語)へのリンクとイベント詳細です。
6月7日(金) Installation
6月8日(土) Lecture
6月9日(日) Workshop
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<インスタレーション 「日常茶飯事」>
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今回のインスタレーションのテーマは「応量器展鉢」
禅寺で何世代にも渡って続けられている食事作法です。
この作法は通常僧堂で行われるため一般の目に触れる事はありません。
誰に見せるわけでもなく、この美しい食事作法が今日まで継承されていることに意義があります。
禅は茶道・華道・武道...多くの道の源になったとも言われています。
日本文化の心髄は食事を芸術の域まで高めました。
この作法からは、持続可能な現代社会のための様々なヒントを垣間みて下さい。
(「日常」とは日々の生活、「茶」とはお茶を飲むこと、「飯」とはご飯を食べること、「日常茶飯事 (にちじょうさはんじ)」とは、毎日自然に行っている行為全般を指す日本語です。)
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<講演 「禅とは何か?」>
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- お坊さんになるには?
- お寺での生活の様子は?
- 禅とアートはなぜ相性がいいのか?
- なぜお寺は持続可能なのか?
iPhoneを創ったAppleのスティーブ・ジョブズは禅を学んでいました。
なぜ今仏教の思想が、国境を越えて世界中で求められているのでしょうか?
永平寺で修行をした二人の禅僧が
現代社会における禅の魅力を語ります。
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<ワークショップ 禅の作法>
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ー坐禅の組み方
ー禅とは何か?禅寺の生活作法
ー日常生活で禅を活かす方法
このワークショップでは坐禅と日常の様々な場面で活用できる禅の作法を紹介します。
坐禅とは坐って「ただ、何もしない」ことです。
「ただ、何もしない」とは一体どういういことでしょう?
理由もなく「ただ、何もしない」
これは生きることに目的があると思いがちな現代人には難しいことです。
しかし私たちはいつからそうだったのでしょうか?
坐禅は難しいというイメージは忘れて下さい。
坐禅はいつでもどこでも誰でもできる安楽の法門です。
何かをしようとせず、理由も目的もない世界に飛び込んでみましょう。
こだわりから一つ一つ離れ、赤ちゃんのように自由な身心が自然にもどってくる楽しみを発見して下さい。
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