式年遷宮を迎えた伊勢神宮を参拝しました。
伊勢神宮の式年遷宮とは20年ごとに敷地内にある全ての社殿を造り替える行事で、敷き詰められる小石までそっくりそのまま移し替えるのだとか。
記録によると1300年も続いているこの行事。それによって今世に伝えられているのは建築技術だけではないでしょう。
ネイティブアメリカンは七代先の子孫に想いを馳せて生きるといいます。1300年の大きな想いが小さな石にも宿っているのだと想うと込み上げてくるものがありました。
さらに先週は禅の旅で北陸の禅寺を訪れました。
先月得度式をしていた中学一年生の少年は立派な雲水になっていました。
今回もあまり話をする時間はありませんでしたが、思い切って出家の理由を尋ねると
「亡くなった人を見送ることがまかされているのはお坊さん以外にいないから」
という答えが。
「将来に不安はないの?」
さらに問うと、ジブリに出てくる少年のように目を輝かせて言いました。
「この暮らしが好きですから」
小さくて大きな何かを感じ、嬉しくなりました。
今週も好い一週間になりますように・・・!
星覚九拝
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