街を破壊するわけではないけれども、やってくる大きなナニカ。
小さな頃から、それはずっと胸躍ることでした。
1992年6月、当時住んでいたポーランドのワルシャワにマクドナルド一号店がオープンしました。
中学一年生の私には「資本主義」という言葉の意味が全然わかりませんでしたが、大変なナニカがこの国にやってきたことは感じました。だってすごい行列でしたから!
1999年3月、鳥取県米子市の実家の近くにイオン(旧ジャスコ)がやってきました。
高校を卒業してさあ上京するぞ!と息巻いていた私は、予想外の大型店到来にまたワクワクしました。
これで田舎も都会の仲間入りです!
2014年1月、ベルリンの家から歩いて10分程の近所にやってきたのはユニクロでした。
今年4月にオープンする欧州フラッグシップストアに先駆けて期間限定で展開するフラッグシップストアとのこと。
店内は日本のユニクロの雰囲気と変わらない、あの雰囲気です。
フランスにあるユニクロから出向してきた日本語を話せる店員さんもいました。
でも、なぜかしら
子供の頃に比べて、そんなにワクワクしなくなっているのは歳をとったから?
日本のお店が遠い欧州の近所にやってきたのだから、もう少し興奮してもよさそうなのに。
心躍らないのは、物質的にあまりに満たされすぎているからかもしれません。
別に資本主義反対!と叫びたいわけではありません。
「モノはもうたくさん」
そんな贅沢が言えるのは世界でもごく一部の「恵まれた」人間だけでしょう。
でも、満たされているなら、満たされているからこそ感じられること、何か「これまでと違う」できることがあるはずです。
フランチャイズに消極的だったというマクドナルド兄弟
どんな想いでハンバーガーを作っていたのでしょうか。
どんな想いでハンバーガーを作っていたのでしょうか。
イオンの前進である岡田屋を250年前に創業した岡田惣左衛門さん
どんな想いで商いをしていたのでしょうか。
ユニクロの柳井正さんは・・・現役の方ですからいつかお会いしてみたいものです。
新しい扉を開く君たちに、ワクワクする世界が待っていますように
そんなことを考えながらプレンツラウアーアレーをテクテク歩いて自宅に戻りました。
今週も好い一週間となりますように!
星覚九拝
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