夜行バスにゆられ、西へ旅をしています。
サービスエリアでたまたま流れていたNHKのニュース。
被災地の現在の様子、政府の復興に対する姿勢が報道されていました。
驚いたのはハジメからオワリまで原発に関して一切触れなかったことです。
最初は「それで復興?信じられない!」と憤りましたが、たまたまそのニュースで触れなかっただけかもしれません。
よくよく相手の立場を考えてみれば、原発のことは棚にあげ、オリンピックや経済の話をしたくなる気持ちもわからなくもありません。
たまたま見聞きしたなにかにつけて、誰かを責めてもはじまらないのです。
みんながそれぞれ明るい気持ちになりたい。
自分自身が、明るい変化の波になる。
週末には日本各地で、脱原発のデモが行われました。
ベルリンの仲間達が主催するデモはNHKでも報道されていました。
百尺竿頭進一歩をすすめる人の勇気に、尊意を抱かずにはいられません。
痛みを痛みと認識できない時、喜びもまた空虚なものになります。
それが何の役に立つかはわからないけれども、自分自身がエイヤッと冷たく暗い変化の海に飛び込む。
そのとき初めてあたたかく、明るいものに触れることができる。
そんなことを考えながら、夜行バスにゆられる贅沢。
一晩中ハンドルを握ってくれている、自分の親父のような年齢の運転手さん。
お寺の回廊よりもずっとずっと長く伸びる、アスファルトの高速道路。
ありがたし。
せめてヒッチハイクにすればよかったかな。
そろそろバスがとまります
3、2、1・・・
今週も好い日々となりますように!
星。
先日はドリアン氏とコラボされたトークライブへ参加させていただき、想い深く感じました。呼吸を愉しむという経験を感謝します。
禅の旅でよく訪れる天龍寺に「尽十方界真実人體」と書かれた石碑があります。呼吸を愉しむことができるのは幸せですね。トークライブにお越し頂きありがとうございました!