社交ダンスインストラクター井上淳生の「A little star in our body」

#36 自分にできること

《札幌の原生林。一刻も早い事態の終息を願います。》

未曾有の大地震から4回目の朝を迎えました。

被災地の方々、今回の影響で生活に混乱をきたした方々に
一日も早く平穏な日々が戻ることを願います。

幸い、札幌などの北海道の内陸部では、それほど影響は出ませんでした。
揺れも少しだったし、津波の心配もなかった
(沿岸の函館や釧路は大変だったようですが)。
放射能汚染の心配もないし、計画停電に組み込まれることもありませんでした。  

だから、テレビやネットで成り行きを見ているだけしかできません。
しかし、無関係では、全くない。

自分にできることを考えるということ。
自分に備わった属性を活かして何ができるかについて知恵をしぼること。
被災地から離れたところにいる人でも、これはできると思います。

ひとまずできることと言えば、
募金をすることや安否確認の手助け、
応援メッセージの紹介といったところでしょうか。

同じ日本の一員として、
この危機を乗り越えるために何らかの形で関わりたいと思っています。

僕は、
災禍の渦中にいる被災者の方達とも、
放射能の脅威や停電の不安と隣り合わせの関東圏の方達とも違います。
違うけれども、彼の地の人々の手助けになるために、
何らかの形でつながれると思っています。

規模は違いますが、
僕は16年前の阪神淡路大震災の時の状況を思い出さずにいられません。
当時、僕は三木市という神戸市の隣にいましたが、
ものすごい縦揺れで家がぐちゃぐちゃになりました。

その時自分は中学3年生でしたが、
近所にはたくさんの仮設住宅がこしらえられました。
家を失って途方に暮れる人々、
自暴自棄になる人々、
それでも励まし合う人々、
外から助けにきてくれる人々、
いろんな人が周囲にいたのを今でも忘れられません。

最後に、
中国に帰国中の友人が、
地震の被害を心配して送ってくれたメールを紹介します。

  中国のメディアも、即時にNHKのニュースを訳して流しています。
   中国人はみんな日本人の冷静さと日本の建物の丈夫さに感心しています。
   うちの家族はみな、日本の安全のため祈祷中です。
   人人(中国の学生SNS)でも、
   たくさんの学生が「日本頑張れ」と言っています。」

嬉しい内容です。
海外の友人に負けず、国内からも応援のうねりを。
そのために、いろいろと知恵をしぼりたいと思います。
人間はそうやって生きてきたんだと思います。

2011/03/15

コメントする