雲水御用達!用語集

菜頭 saijyu

永平寺の庫院で調理に携わる主に一年目の雲水を特に菜頭と呼ぶ。

菜頭達が寝泊まりする部屋を菜頭寮という。
永平寺で最初に配属された小庫院菜頭寮では常時10名前後の雲水がいた。

みなが起きる二時間前の午前一時半には起きてお供えのお膳や修行僧の朝食をつくる、永平寺で最も厳しい配役のひとつといわれている。

台所は命を頂くという宿命に向き合い、心を込めて道具や食材を扱い縁をつなげていく坐禅の根本的道場であり、そこで精進をするのがこの菜頭たちなのである。

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2008/06/02