雲水喫茶の日替りマスター!!

ぜん、スキマ、せんとくん、雲水。

雲のように水のように流れる東京での雲水生活にひいひいしがみついている星覚です。

ここ最近息つく間もなく流れていったのでいろいろと感じたことを列挙しておこう。読みにくくなるところはお許し頂きたい。

というのももう開枕時間になってしまった。
有無をいわさず部屋の電気を消そうと思う。今のモロモロをとにかくタイプ。
闇は奥が深い。

明るい夜に慣れるのは、子供心を失うことに等しい。

ポーランドで、ポズナンからクルチェックという村に向かうときのこと。

売店で団子のようなパンのようなお菓子を包んでもらって遠足気分で駅に立つと、博物館から出て来たような古い電車が音を立てて駅に向かってきた。なんとも味のある車内。
トンネルの中に電車が入ると、電車の中は真っ暗になった。




とんでもない衝撃をうけた。




なぜか。

東京で電車に乗っていて、社内の明るさに変化を感じたことがあるだろうか。なぜ東京ではどこにいっても明るさの変化を感じないのだろうか。

当たり前すぎることだけれども、当たり前でなくなっていること。新鮮な驚き。陽が沈めば暗くなる、陽が昇れば明るくなる。暗くなれば暗くなる。それを受け入れる。モダンな都市生活は自然な闇をギラギラする冷たい光で覆う。光があれば闇がある。田舎で暮らした子供の頃、夜は暗いものだった。夜になると夜闇になる。夜の闇は不思議で奥が深く、冒険心と欲望をくすぐる畏敬の対象だった。都会で消えた闇は、人々の心の中に存在する場所を移したのかもしれない。

これは必ずしも早寝早起きがいい!といっているわけではない。
それでもおきたい程の情熱や、必要性に迫られて一生懸命になってる時が一番楽しい。

子供の頃のよふかしの感覚。

そんな感覚を味わえる今月から始めた代々木UNDER THE LIGHTでの暁天坐禅が4週間目に入った。平日の朝に都心で坐禅をするのは文化祭のノリがないとなかなかできない。それでも冒険心と支えてくれている参加者のおかげでなんとか続いている。

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(土曜日の坐禅で。普段の道場の隣りのリトリートにて。)

インディーズの頃から縁があってインタビューさせてもらったり、主催するライブに来てもらってたスキマスイッチを聞きにいってきた。永平寺にいってる間に随分有名になったしんたくんとたくやくん。相変わらずいい歌をうたっててかっこよかった。ナミダナミダ!奏、全力少年、もう飛び跳ねました。彼らに直接会って渡したいものがあるんだ。彼らがまだバイクで小さなライブハウスに通っていた頃の思い出。ちかいうちに雲水喫茶に来てもらいたいな。

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10年来の友人の愛ちゃんがパートナーのクボッチとやってる「モエヤン」で平城遷都1300年祭のPR隊長に選ばれたので、マスターこうすけと奈良のPRに三越前にいってきた。
今年奈良は平城遷都1300年祭。三越前にあるアンテナショップまほろば館にはところせましとかなり興味深い奈良グッズが並んでいる。
機会があったナラ、是非奈良やまほろば館にもいってみるといい。
彼の地は比較的禅が普及しておらず、全国に散らばる同安居も奈良県出身のものはあまり多くないが、この地域の伝統文化や暮らし方はかなり雲水に通じるものがある。

人間に限定されない環境と和合した持続可能性。
世界が直面する問題の解決の糸口がここにある。
タイセツなものを笑いで包んで、届けてる友がいる。

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モロモロと、とにかくタイプしている自己嫌悪。乱文羅列をお許し願おう。
でも、それでも、開枕罷、消灯して、暖房もきって寒くて暗い中、背中をまるめてダイキライな液晶に向かう意味。

伝えたいけど伝えられない。

永平寺の先輩がブログにおもしろいことを書いていた。
「孤独というのはわかってほしいことがわかってもらえないこと。だからわかってほしいことがなければ誰も孤独にならない」
と。

この先輩、今日出会ったはんぱなーーーーーく素敵な芸術家、薮内さんもなぜか知っていたのだけど(あ、そういえばよく遊びにいってる青松寺にも薮内さんの作品が多くあるらしい、そして今週末にいく出雲にもいっぱいあるらしい。こういうことがあるから旅は面白い。必見!!それはそうと薮内さんはものすごーーーくまわり、特に学生やお弟子さんに対する接し方がアタタカイ。単純にやさしいとか、そういう感じじゃなくて、とにかくアタタカイ。今日はあまり話ができなかったけど、絶対すごいいい先輩がいたに違いない。俺がこーたんとかから感じる、年下の兄弟に対する無条件の家族愛のような。そんなものを出会うヒトすべてに自然に発していた)かなりクセのある人で、好き嫌いがかなりわかれそうなヒトです。

このブログの記事も含めて共感するところもあれば、それはちがうなぁと思うところ、いっぱいある。けれど、この言葉は同じ場所で修行をしていたものとしてとてもわかる気がする。

「要は仏教のことを理解したいというか、『正法眼蔵』のこと、ゴータマブッダの何がしかの言葉を理解するのにむしろ役に立つのは、仏教書以外にあると」


仏教を取り囲む様々なヒトとモノの関係の中に、ほんとーーーーーに

俺がずっと感じていて伝えたいものがあるんじゃないか、とアラタメて思ったわけ。
息つく間もなく、身体もガチガチなんだけど、今、この時に思っていること。
こんなこと、よくてもわるくても、体当たり、中学生の少年が必死で書く手紙のように、送り続けていこう。

そろそろ暗闇と寒さも限界だ。
いい加減読んでくれてるヒトも限界だろう。

点検が来る前に・・・枕を開こう。



あ、そうそう、ゆうくん、京都にいってきたんだね!写真家の彼はお菓子のセンスも抜群です。詳しくは悠々自適で!京都 その2も楽しみにしてます!

2010/03/22  by

コメント(2)

読んでいてなんとなく自分の中で繋がる話があったので
明日か明後日書こうかな♪

星覚さん。悠々自適ではなく悠悠自適なんです(>_

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