写真家 野崎悠の「悠悠自適」

日本の夏

気がつけば8月最後の日。
まだまだ暑い日が続きますね。

今年はなんだかセミの鳴き始めが遅く感じました。
とは言っても気がつけば元気な蝉の大合唱が聞こえてきます。

庭にあるロープのところに仲良く並ぶ三匹の蝉の抜け殻をみつけました。

・この蝉さんたちは兄弟だったのかな?
・ここで脱皮しようって仲良く話して決めていたのかな?
・幼虫時代はどんな時間だったんだろう
・幼虫として生まれた時はどんな夏で自分は何をしていた年だろう。
・脱皮したあと一緒に合唱してるのかな。
・まだ生きているかな
・また数年後、こうして蝉に会えるような庭にしておきたいな。
・この子達の子供に会う頃自分は何をしているのだろう。
・人が脱皮する生き物だったらどういう気分だろう?
・セミの抜け殻ってちょっと写真っぽいな、形を世に残して。

「セミの抜け殻だ」とついついそれだけで終わってしまう
日本の夏にとって当たり前の光景ですが、ちょっとゆっくり
眺めていると色々な想いを馳せることができました。
日本の夏っていいなぁ。


季節と風情を感じさせてくれた蝉さんに感謝の気持ちを込めてパシャっと一枚。

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2012/08/31

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