髪の毛。カミノケ。最も俺の心を揺さぶったのは門前のバッチャンでもキリンラガーでもコカコーラでも氷川きよしさんのドドンパでもタイコのビートでもない。

会場を走り回っていた小学生のカミだった。

あぁあんなにフッサーとしたものが頭の上にのってたんだなぁ・・・ヒッカキマワシテもとれない（小学生怒る）！黒い長いものがもう・・・

考えてみれば一番自分に近いもので一番触れていないものだった。

肉にも魚にもシュークリームにも正直触れた。いや、食べた。くそう。

うん、新聞もテレビも雑誌も見た。音楽も吉典老師の部屋でNYゴスペルのビートルズを聞かせてもらった（いいんかこんなん書いて）。

でも、だ。髪の毛だけは触ってなかったなぁ。もちろん盆踊りは楽しかった。普段は怖い厳しい古参も一緒に楽しく。音ってのは心にくる。躯が動く。思わず飛び跳ねて汗だくにならずにはいれんかった。やのやのおばちゃんとも久々に会えた。

でもでもやっぱり髪の毛。タンクトップに半ズボンの少年のヘアー。

今宵はもうほんとにカミノケだ。