雲水星覚の永平寺修行日記「僧想!」

05/01/28 本を読んだり、不如を食べたり、

「私たちは心の中で考えた通りの人間になります。私たちをとりまく環境は真の私たち自身を映し出す鏡にほかなりません。」って言葉を見た。


23年間生きてきた実感から確信を持って言える。


その通りなんだ。何でも思った通りになる。




っていってもそれは明日晴れたらいいなぁっていって晴れるとかいうレベルの話ではなく。


それこそ禅と同じで「願うことを願わずに願えるようになった時願いがかなう」レベルの。

(今晴れたらいいなぁって例をうんと考えて出したんだけど永平寺で生活してると、~だといいな、~したいなぁって欲があんまりなくなる。思い浮かばないんだもん。天気のことくらいしか)


まぁでも俺も思い通りにいかないことって一杯あってそれにガツンと説明をつけたのがこの言葉。




「私達は良い結果に狙いを定めながらも、その結果と調和しない思いをめぐらすことによってその達成を自ら妨害し続ける傾向にある。」


これはもうピーンピーンと来たよ。うん。


話は変わるけど今日行香灯を維行寮にかりにいく時、オードブル(不如の皿)が届いてたから「一緒にとって来ましょうか?」っていったら泰然さんがいきなりすげぇ剣幕で怒りだして、

え?なんでそうなんの?たしかにまぁ行香灯と不如を一緒に持つのはよくないし怒る時は怒ってくれたほがいいんだけど聞いただけだしめっちゃ怒るからびっくりしてフニーってそのまま行香灯とりにいったんだ。


俺はなんもびっくりしてないよってよそおってたんだけど、そん時寛之さんが声をかけてくれた。


寛之さんはすごい人の心がわかるんだ。

そういうやさしさや自分に気をつかってくれる人に俺はすごいよわくて涙ぐみそうになったからそのままスタスタ維行寮に行った。


帰ってきて本を読んでるとまた声をかけてくれた。寛之さんはいっつもおちゃらけてて仕事も周運さんまかせで全然できなさそうだけどすごくせんさいなんだ。

人の心の中がすごく感じられる人でイカしたあんちゃんだ。もう20代後半はだてじゃない。でも気を使われる俺はまだまだ子供だなぁ。


ショックをうけてるってことがあんちゃんにはバレバレだってことだもんな。ふむう。

2009/09/09

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