雲水星覚の永平寺修行日記「僧想!」

05/02/10 (2) ある、色んなマークが書いてあるカード

今日はフランスからフィガロ紙(雑誌かな?)の取材とオーストリアのダンカンヒギンズさんが来る日なんです。

摂心おつかれ大放参で昨日は晩課は読遺教経で長かったけど各寮飯台でカレーを食べた。

昨晩は夜坐がなかったのでそのまま当番所で思い思いの姿勢で本を読んだりしゃべったりしていた。

国際部の当番所は外の廊下から扉三枚で離れたところにあるのでくつろぎやすい。

七時半くらいから「人権室で永平寺ハウスっていう高齢者の介護施設でみんなを楽しませる為に使う」(これを強調)カードで、お金持ちと貧乏人になるあの遊びをやった。三ゲームやったが、大貧・大貧・平民だった。

一年ぶりにやったカードは少し難しく負けてほんとにくやしかったけどみんなから

貧民だし

とバカにされるのと楽しそうなみんなの笑顔がやけにうれしかった。

その後おフロに入ってこの日の為にとって頂いたオードブルをみんなで馳走になった。宏樹さんがフランスでは不如もみんなで食べる日にはみんなでありがたく頂くと言っていたがたしかにそのほがいいなと。

でまぁ10時半点検ギリギリに寝た。






あとがき

二年目寮舍である国際部にいくには扉を三回あけなければいけない。従って堂行寮の点検が来ても素早く隠せばなんとか凌げるのである。
永平寺での生活も一年がたとうとしていたこの時、次第に最初の半年のような緊張感はなくなってきたといえるかもしれない。
オードブルとは無論不如のことをさす。

厳格な昔ながらの禅道場の暮らしと、近代的な吉祥閣の暮らしを経験して、はたして永平寺で学んだ智慧をほんとうに娑婆で実践できるのだろうかという不安が募るようになった。

たった一年の修行でなにが身につくのだろうかということを想い始めた時期でもある。

2009/09/30

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