雲水星覚の永平寺修行日記「僧想!」

05/01/31 24歳の誕生日は山の中で・・・

今日で24才になってしまいました。

スカイメイトが使えるとか言ってたのははるか昔で。

お母さんに送ってもらったケーキをみんなと食べた。すごいおいしいとかなりの評判。確かにかなりおいしい。

70才になる松永副監院老師も焼き加減がうまいしおいしいと絶賛、ごちそうさまでした。ありがとう。

松永さんはこの年でかなりの行動派&国際派。かっこいいおじいちゃん。
SVAっていうボランティア団体の会長さんもつとめてるらしい。部屋そうじに行くんだけどいつもピカピカさ。お茶の味にうるさくがんばっていれてるうちに随分おいしいお茶が入れられる様になった。
(超高い静岡産の高級茶葉を使用。味見と称しこっそりゴクゴク飲む)

最近整体を教えてあげてるんだけど今日早速整体の新しい本が机上に。はやい。

そんなこんなで24才の誕生日、普段通りすぎていくのでした。

でも脚への体重のかけ方に新しい発見があってそれで息がすげえ楽になった。明日から摂心。七日間坐りっぱなしだけどがんばろう。坐ってるときも根元をうごかすと随分首が楽になる。

今日はかんしさんが師匠迎えに駅に行った。今かえってきた。






あとがき

24歳の誕生日の翌日からは二回目の摂心。初めての摂心を12月に終えてだいぶ坐る時の身体の使い方も心得てきていた。坐っていると外側の筋肉は動いてないけれども内臓や骨格に付随しているゆっくり動く筋肉の感覚をとらえることができて、それが呼吸や感覚器官の働きに影響をおよぼしていることも感じられる。

松永さんは、国際部の役寮さんで、部長さんとよばれていた。副監院という永平寺の役寮で二番目にえらい雲の上のような人なのに誰に対してもとても謙虚で礼儀正しく温厚だった。一年目の修行僧にも同じ態度で接してくれ、みんなからとても尊敬されていた。
部屋はいつもきれいで、いろんなことに興味をもつ拙僧をほんとうにかわいがってくれた松永老師は今でも最も好きなお坊さんの一人。

2009/09/22

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