雲水星覚の永平寺修行日記「僧想!」

04/03/26 歯を食いしばっても自然に涙が出てくる坐禅

早めに世界一の和尚になるっていおうと思っていった。まぁ日記を書く暇なんてとんでもない。次に覚えることを確認するのに精一杯だった。当番所を通るとくるあたたかい風がうれしい。躯の調子は悪くなく指のけがもほっとくことにした。やっちまった。

前上山の次に何やったのかの話を聞いてがんばれた。でも夜三拝をする時は、毎回やるぞって気になった。進退はきちんとしようとも思ったものだ。

くやしかったのは坐禅。一回目はあまりのいたさにうれしくてつらくてなきそう。ほんとに死ぬかと思った。たんのは世界一の俳優になるんだよっていう言葉と送ってくれたみんなの声、顔がささえで歯を食いしばって堪えた。フカンザゼンギはもう汗だく。でもおわった後は気持ちいい。

2回目っていってももう三回目か、痛さに降りれず大丈夫か!と心配されくやしく、さらに「テメ痛さ見せてんじゃねえ」といわれ、自分の単で長跪でくやしくて涙がでてきた。その人は少しどうようして「必死にやってなかった俺も同罪だ」とかよくわかんないことを言ってたが・・・(笑) もう絶対がんばるぞって気になったね。やってやると。

呼吸が楽になって鼻が通るのに気づいた。今日はもう寝るが時間のある時またちょくちょく書こう。なんか手がはれてきた。姿勢が悪く書いてるからなぁ・・・明日もがんばろう。どんな時も侍。今日はおかしないのかってのが本音だけどね。み。



あとがき

永平寺に上山して必ず守ろうと思ったのはどんなに痛くても気絶しない限りは結跏趺坐を崩さないようにするということ。
上山前に師匠に聞いた。
「坐禅をしていて足に生涯ができて歩けなくなった人はいるんですか」と。
答えは否だった。じゃあまぁ気絶しなけりゃ何とかなるだろうと思ったわけ。

2004/03/26

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