2月28日。
一年365日は、絶対に永平寺にいるぞ、他出はしないぞ、と思っていたのに、
ついに、あと5日で365日ってとこで出てしまった。
自動車免許のため。
暁天罷、まずは「あの牛丼チェーン店」へ。一年ぶりの味だ。牛丼に「あのハーブチーズ」を乗せて豚丼とおんたま、豚汁を食べて、まさに「にくにくしい朝食」となった。
牛丼は肉の感触が一年前よりオーストラリアっぽくなってた。でも温かい牛丼はおいしい。ペロリと平らげた。カレーも食べようって言ってたんだけど、さすがに野菜ばっかの腹に、いきなり肉だと腹での存在感がもうれつにアピールしてくるわけ。
モーモーブーブー主張してきてしょうがないから、ストロベリーソフトでがまんしておいた。
コンビニでもそうなんだけど、一年ぶりだと、やっぱり「同じモノ」にしか行けない。他においしそうなものが、いっぱあるのに、なぜか安いおにぎり買っちゃったり、いろいろメニュー増えてんのに、やっぱりハーブチーズ食べるのは、「おいしい思い出」であって、目の前の牛丼ではないのかもしれない。満腹になるとそう思う。
免許はすんなり取れた。メガネを昨年の5月からかけてなくて忘れたんだけれど普通に(ホントはかなりギリギリ)見えて自動車免許から「眼鏡等」の文字が無くなりました。やった!やっぱり良くなってんだなぁ。
まぁついでに髪の毛も無くなって住所に永平寺、って入って、かなりボーズ色の濃い免許になっちゃった。
終わったらバスに乗ってすぐ福井駅へ。3時までに山に帰らないと合掌正座もあり得るから。
駅前での移動は全てダッシュ。
作務衣で大通りをニューヨーカーばりに横切ってるのが見つかったら、やばい!とはおもったものの、目にも止まらぬ早さで行きゃあ良いやと猛ダッシュでかけまわり、「密輸」するものを手当たり次第に買ってシュークリームを買ってエチゼン鉄道にのりこんだ。...ら、なんと、そこにはボーズが‼やばいっ!と思ったら、今年上山の和尚さんでした。
あわててジャンプ・プレイボーイがのぞくビニール袋を見えないようにして、一番離れたところに座りなおし、ズダ袋の中に入れた。
まさかこんなところに居るとは。
考えてみりゃ、昨年の僕も不安を全身にまとってこうやってきたもんなぁ。
来るときは京都で肉うどんをたべたなぁ。
根深い欲に、少し恥ずかしくなった。
永平寺口駅に着いたら、やっぱり物かげにかくれて、こっそりシュークリームをたべた。さくさくの外皮、シナモン、シュガーパウダーがからみ、中からクリームがあふれ出して口に付いた。
今年上山の和尚に見られた訳じゃないけど、急いで口をぬぐってまた嫌悪。なんでこまでして食べんだ?うまいけど。口の中に急いでつめ込んでまでしてたべたいのか?
・・・うん・・・食べたい!
ふぅー。帰りのバスの中では永平寺日曜学園に来た子どもたちに会った。目をキラキラさせている子どもたちを見て、なんか救われた気がした。
あとがき
とにかく新鮮な感動でした。
東京都心で生きる今、いちいちシュークリーム一つでもうそんなに感動しません。
かわりにもっとたくさん、もっとおいしいものが食べたくなる。
娑婆世界を彩る煩悩と消費は実際に大きな感動をもたらしてくれるし、この世界にあるべくしてあるものだけれども、それに踊らされるのはとてもたやすいことだなぁ。



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